5月度昆虫調査会実施報告
         
日  時: 2013年5月11日(土)   
場  所: 山口市宮野上(宮野湖周辺及び荒谷川)
概  要: 前日から降っていた雨も集合時間には上ったものの肌寒いあいにくの天気でした。
それでも9時40分頃には熱心な会員が集まり、情報交換、集合写真撮影の後、ダム下流の作業道、ダム上流荒谷川沿いの林道、萩市小木原方面などへとそれぞれ分散して調査に移りました。
時間と共に気温が少しづつ上がり、荒谷川では、ムカシトンボが見られるようになりました。
結構な密度で入れ替わり川へ下りてきたり、水面上の小空間をホバリングを交え縄張りする個体を確認できましたが、不思議なことにしばらくすると、姿を見なくなり後は時々飛んでくるだけになりました。
他のトンボは初めは全く見られなかったのですが、昼ころ太陽が照り出すと、アサヒナカワトンボが活発に活動を始めました。
ただ成熟した個体は、ほんの一部でほとんどが未成熟でした。
他にクロサナエやダビドサナエ、トラフトンボなどが見られました。
水の滴り落ちる斜面ではムカシヤンマ♀の羽化が確認され、また、ここではジャゴケを食べる原始的なガもみつかりました。
非常に小さく弱々しく飛ぶガで、これについては精査中で改めて報告予定とのことです。
楽しいひと時は瞬く間に過ぎ、15時ころに解散となりました(伴記)。
確認した昆虫類は以下の通りです。
チョウ類:クロアゲハ、オナガアゲハ、モンシロチョウ、スジグロシロチョウ、ツマキチョウ、キタキチョウ、トラフシジミ、サツマシジミ、ヤマトシジミ、ツバメシジミ、ベニシジミ、テングチョウ、アカタテハ、サカハチチョウ、ヒメウラナミジャノメなど
トンボ類:アサヒナカワトンボ、ニホンカワトンボ、クロイトトンボ、ムカシトンボ、ムカシヤンマ、ダビドサナエ、クロサナエ、タベサナエ、トラフトンボ、シオヤトンボ、ヨツボシトンボなど
甲虫類:オオオサムシ、アキオサムシ、ニセミツモンセマルヒラタムシ、ルイスチャバネキクイゾウムシ、コナライクビチョッキリ、クロオビカサハラハムシ、マダラヒメゾウムシ、ヤノシギゾウムシ、アラハダクチカクシゾウムシ、ホソアナアキゾウムシ、キスジアシナガゾウムシ、キベリチビケシキスイ、クシコメツキ、アトジロサビカミキリ、ホソヒゲナガキマワリ、ケブカサルハムシ、ヒメコブオトシブミ、アトモンサビカミキリ、チャイロヒメハナカミキリ、クロフヒゲナガゾウムシ、キュウシュウヒゲボソゾウムシ、ズビロキマワリモドキ、コマルムネゴミムシダマシ、ルリバネナガハムシ、ホソヒラタハネカクシ、カオジロヒゲナガゾウムシ、カクムネベニボタル、ハイイロトゲトゲゾウムシ、ルリクビボソハムシ、ヒゲブトクチブトゾウムシ、キバネニセハムシハナカミキリ、アザミカミナリハムシ、ムナグロツヤハムシ、ケブカクロナガハムシ、ヨツボシハムシ、アトボシハムシ、ヤツボシハムシ、クルミハムシ、クワハムシ、キンイロネクイハムシ、カツオゾウムシ、ウスチャコガネ、ムナビロアカハネムシ、ニワハンミョウ、ヤマトアザミテントウ、カメノコテントウ、など
その他;トラフマルハナバチ、ヒゲナガハバチ、ビロウドツリアブ、ヨツメトビケラ、クロフオオシロエダシャクなど

集合写真

情報交換

クロアゲハ♂

スジグロシロチョウ♀

ツマキチョウ♂

ツマキチョウ♀

サツマシジミ♂

トラフシジミ♀

ベニシジミ♀

ツバメシジミ♂

サカハチチョウ♂

アカタテハ♀

ヒメウラナミジャノメ♂

ダイミョウセセリ

アサヒナカワトンボ♀

ニホンカワトンボ♀

クロイトトンボ♀

タベサナエ♂

ムカシトンボ

ムカシヤンマ♀

シオヤトンボ♀

ヨツボシトンボ♂

アトボシハムシ

クルミハムシ

キンイロネクイハムシ

クワハムシ

カメノコテントウ

ヤマトアザミテントウ

オオオサムシ

マイマイカブリ

カツオゾウムシ

キスジアシナガゾウムシ

ウスチャコガネ

ムナビロアカハネムシ

トラフマルハナバチ

ヒゲナガハバチ

ビロウドツリアブ

ハモグリバエの一種

ヨツメトビケラ

カワゲラの一種

クロフオオシロエダシャク