概 要: |
今年のアサギマダラ・マーキング調査も,西部地区と東部地区に分かれて開催しました.
<西部地区>
西部地区では,今年は,フジバカマが枯れるという現象が,各地で起こっており、例年アサギマダラを多く捕獲できる駐車場の隣のフジガカマも同様であり,アサギマダラがまったくいない状態でした.
そこで,華山の山頂付近や神上寺の坂の上にあるお茶の木々等,各人思い思いの場所にアサギマダラを探しに移動しました.
調査終了後,神上寺駐車場で各人のマーキング調査表を回収した結果,オス4頭,メス0頭,合計4頭のマーキング・放蝶で,調査会開催以来最低と思われます.
調査の時期が少し早かった上に,例年なら多くのアサギマダラを確認できる華山の山頂付近が小雨混じりの天候だったことも原因と思われます. (伊ヶ﨑記)
<東部地区>
東部地区は,例年通り屋代島で実施しました.台風14号の思わぬ動きで,予報に反し,すばらしい秋晴れとなりました.
大島大橋の近くの集合場所には一般参加者1名を含む10名が集り,簡単にマーキング要領の説明を受けた後,最初の訪問地である外入(トノニュウ)のフジバカマ園へ向かいました.
ここには多数のアサギマダラが飛来していて,多くを捕獲しマーキング・放蝶しました.
園の管理者にお聞きしたところ,前日(10日)には2~3頭しかおらず,この日一挙に数を増やしたとのことで,幸運でした.
その後,展望がすばらしい「夕日の丘展望台」へ移りました.
ここのフジバカマ園にも多数のアサギマダラが吸蜜していて,周辺からも飛来して,今から数を増やすと思われます.
しばらくマーキングと眺望を楽しんだのち,海岸沿いの地家室へ足を延ばしました.
しかし,ここではアサギマダラの姿は見ませんでした.
久賀(クカ)へ向かったメンバーもいて,24頭にマーキングしたと連絡があり,これも合わせ,東部地区でのマーキング数は,オス191頭,メス12頭,合計203頭でした.
(五味記)
なお,今回の調査でマーキングした識別記号は以下の通りです.
【山ムE 10・11記入者W-番号 または山ムE 10・11記入者-番号】
再捕獲された方は担当または事務局までご一報ください.
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