ホシミスジ保全活動報告
日時: |
2020年10月23日9:00〜12:00 |
場所: |
岩国市錦町平瀬 |
実施者: |
後藤和夫・稲田博夫・管 哲郎・山本弘三・五味 清(報告) |
概要: |
ホシミスジ(絶滅危惧U類)の生息地が平瀬ダムのダム湖に沈むため,食草のユキヤナギを代替地で育てていることは度々報告している.
ダムはほぼ完成し,現在,付帯設備建設や地盤改良工事が進んでいて,予定通り進むと2年後の2022年秋から貯水が始まり,生息地は水没する.
ホシミスジを生息地から代替地に移す方法の一つは,幼虫越冬のため,秋に幼虫を代替地に移すことであり,それを試みた.
秋晴れのもと,有志4名が集った.
まず,幼虫探しに先立ち代替え地の草刈りを行なった.
その後,生息地に入ったが,ここはダム工事の管理区域のため,ダム事業者(山口県錦川総合開発事務所)にお願いし,同行いただいた.
もっとも期待した右岸側河川敷の発生地は,7月の豪雨で水に浸かったようで,幼虫の姿は見られず,正午を過ぎたので調査を打ち切った.
今後は,春5月に蛹を,また,6月と9月には成虫を,さらに,秋には幼虫を代替え地に移す作業を2年間実施することになる.
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スナップ写真
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