市から山口市にまたがる阿武川沿いの景勝地として知られる長門峡一帯が今回の調査区域です。
新緑がまばゆい渓流沿いの竜宮淵駐車場に14名の参加者が集合しましたが、今回も山口大学の「昆虫サークル」の 生徒3名と非会員のご夫婦が特別に参加されました。
ミーティングで15時まで各自が自由に調査することを決めた後、 数組に分かれて思い思いの場所へ分散して調査に臨みました。
阿武川にそそぐ支流の一つに平行する林道では、晴天であったこともあり、周囲の樹木に日光が遮られた状況下にもかかわらず 多くの昆虫をみることができました。
この中で、山口県で希少種とされているルーミスシジミの確認は特筆すべきものでした。
気温は高かったものの、渓流沿いの日陰での活動が多かったため、快適な調査会だったと思います。
今回の調査会で確認できた昆虫は以下のとおりです。 (村田記)
チョウ類
アオスジアゲハ、モンキアゲハ、ミヤマカラスアゲハ、カラスアゲハ、ナガサキアゲハ、モンシロチョウ、モンキチョウ、キタキチョウ、トラフシジミ、ベニシジミ、ルーミスシジミ、アカシジミ、テングチョウ、サカハチチョウ、ミスジチョウ、コミスジ、アカタテハ、ヒメウラナミジャノメ、サトキマダラヒカゲ、 クロコノマチョウ、ヒメキマダラセセリ、コチャバネセセリ、ダイミョウセセリ、イチモンジセセリなど
トンボ類
アサヒナカワカワトンボ、ミヤマカワトンボ、カトリヤンマ、ヒメクロサナエ、タベサナエ、オオシオカラトンボなど
その他
アワフキムシ、アリノスアブ、コアシナガバチ、ユウマダラエダシャク、ゴマダラオオエダシャク、キンモンガ、ホシベッコウカギバ、ニワハンミョウ、ラミーカミキリ、ヨツメトビケラ、ウスバカゲロウなど
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