昆虫観察会参加報告
日 時: |
2022年7月23日(土) 19:00〜21:00 |
場 所: |
山口市阿知須(新光産業きらら浜自然観察公園) |
主 催: |
新光産業きらら浜自然観察公園 |
参加者: |
村田 淳,中村 孝,吉原太一,保阪健市(記) |
概要:
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山口市阿知須のきらら浜自然観察公園で夜間に照明に飛来する昆虫の観察会が開催され,講師として参加しました.
当初は18日(祝)に行われる予定でしたが,悪天候のため23日に実施となりました.
きらら浜自然観察公園は,土路石川および椹野川の河口に広がる広大な干潟の一部を干拓した一角に淡水池や汽水池などを配置し,主に野鳥を観察することを目的に2001年4月にオープンしました.
山口むしの会でも,20年前のきらら博開催時に当地で夜間調査をしていますが,その際に多くの希少種が確認され,その後,県内での再記録がほとんどない種もあり,会としては20年ぶりの当地での夜間観察となりました.
カブトムシやクワガタムシなどの子どもたちに人気の昆虫だけでなく,ガの仲間,カメムシの仲間,小さなハネアリやヨコバイなど,実に多くの昆虫が夜間の照明には集まってきます.
この走光性を利用したライトトラップでの調査,観察は,一般の方々にも興味深いようで40名限定で募集していた方々が,延期日程にも拘らず参加してくださいました.
参加者の多くの方々は初心者なので,メインは大型種です.暗くなるまでは室内で走光性や飛来が期待される種、注意事項などを説明して待ちましたが,日が暮れると次々に水銀灯に昆虫が飛来してきました.
カーテンの前で多くのハネアリやカメムシなどに苦戦しながら網で採ったり,手で捕まえたり,名前を教えたり,室内に戻って図鑑調べを手伝ったり…、大忙しの1時間余りとなり,大盛況の観察会となりました.
確認できた主な種は以下の通りです.
ツノトンボ、アオモンイトトンボ、クチバスズメ、スゲドクガ、ミヤマカミキリ、アオドウガネ、ドウガネブイブイ、コフキコガネ、アカバクビブトハネカクシ、トウキョウヒメハンミョウ、ヒメガムシ、コガムシ、ジュウサンホシテントウ
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スナップ写真
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