第22回「山口むしの会」総会報告

日時 :2023年2月26日(日)12:35 〜 15:50
場所 : 国立山口徳地少年自然の家

2023226日(日)1230分から標記総会が山口市の国立山口徳地青少年自然の家で開催された。
コロナ禍で2回の中止を挟んで3年ぶりの開催となった。

この日は風が少し強く肌寒かったが、天気は良く、陽が差していると本格的な春の到来を期待させる暖かさを感じた。
コロナ対策を念頭に宿泊をとりやめたため、遠方からの参加はなかったが、24名の会員及び家族の参加があり、例年に劣らぬ盛り上がりとなった。

はじめに、211日(土)に急逝された伴 一利氏へ黙とうを捧げた。
同氏は本県のトンボの第一人者であり、本会発足間もなくから長らく会を支えていただいた方であることから、後藤会長はあいさつの大半を彼の数々の功績の振り返りに割き、参加者一同でその死を惜しんだ。

その後、宇部市環境調査概要(昆虫類)について、調査者を代表して後藤会長が時間切れまでみっちりと報告し、休憩を挟んで2022年度各分野の動向について担当者から報告があった。
2022年も各分野で多くの話題があったが、詳細は会報22で確認していただくとして、特筆すべきは2009年と2012年に山口県で採集されたヒラアシキバチの一種が10数年の時を経て晴れて新種記載されたことだろう。

また、県の指定希少野生動植物種の第三次指定について、自然保護課の担当者をお招きして説明をいただき、候補種の選定について議論が交わされた。
総会前行事が一通り終了し、15時から総会に入った。
2022年度一般活動報告・保全活動報告以下、7件の議題について賛成多数で了承され、16時に総会を終えた。



総会次第
 1.会長挨拶                                      
 2.講演・研究発表
  ・後藤和夫     “宇部市環境調査概要(昆虫類)について”  
  
                    〔 休 憩 〕
 3.2022年度県内昆虫類の動向
   コウチュウ目 福田竹美; ハチ目 中村 孝; トンボ目・ハエ目 管 哲郎;
   カメムシ目 伊ヶ崎伸彦; チョウ目(蛾)重中良之; 同(蝶)後藤和夫;
   その他  福田 竹美;

 4.山口県自然保護課       指定希少野生動植物種の三次指定の検討について            
    吉田 愛       希少野生動植物調査検討専門部会員のお願いについて

              〔 休 憩 〕参加者記念撮影
 5.総会                                   
   1.2022年度一般活動・保全活動報告
   2.2022年度会計報告  
   3.監査報告(活動と会計の両面)
   4.2022年度山口むしの会功労者表彰 : 功労賞 伴 一利
   5.2023年度活動計画(案)について (一般活動計画、保全活動計画など)
   6.2023年度予算計画(案)について
   7.その他の事項   2022年4月1日からの会員動向及び紹介 : 阿多陽平、岡本 肇
       地区幹事の変更について
       編集部からのお知らせとお願い(会報22進捗や投稿上のことなど)
       山口県の昆虫目録(2025)の作成につい
       第三次指定希少野生動植物種の意見集約について
       事務局並びに各担当者からのお願いやお知らせなど   
  

総会スナップ写真
 会場「国立山口徳地少年自然の家」 

会場入口 
 
参加者集合写真

後藤会長挨拶、講演

急逝された伴さんを偲んで黙祷
 
総合司会 田上氏

指定希少野生動植物関連説明 自然保護課吉田氏

コウチュウ目、その他県内動向説明 福田氏

ハチ目県内動向説明 中村氏 

カメムシ目県内動向説明  伊ヶア氏

トンボ目・ハエ目県内動向説明  管氏

チョウ目(ガ)県内動向説明  重中氏

チョウ目(チョウ)県内動向説明   後藤氏

会計報告 河原氏