6月度昆虫調査会報告
    

日  時: 2023年6月24日(日) 9時00分~24時00分
場  所: 周南市長野山一帯
概  要:  梅雨空が続き,開催が心配されましたが,幸い,梅雨の中休みとなり,昼の部と,夜の部,昼夜にわたって無事開催されました.
集合場所の長野山ロッジ前に9名が集合.
昆虫は,この時期,蝶のゼフィルスのシーズンともあって,参加者は蝶を対象に活動される会員の参加が主体となりました.
記念撮影を終えると,快晴を期待させる天気予報とは,裏腹に薄曇りの中,時折射す晴れ間に期待を込め,見頃のササユリを脇目に各ポイントへ散りました.
しかし,微妙な薄曇りで,日中活動する昆虫の活性が今ひとつで,諦めムードも漂っていましたが,ヒグラシの羽化に出会ったり,青いメタリックの輝きのフジミドリなどが姿を見せ,楽しませてくれました.
午後は,ゼフィルスを目指して,錦町側の小西林道,島ノ谷林道の方を探索した会員もいましたが,メスアカミドリシジミなどわずかに確認できた程度でした.
夜の部では,灯火後,蛾類が徐々に集まり,蛾類全般の記録量の少ない山口県では,初記録となるクロキマダラヒメハマキや,マルモンヤマメイガなどのほか,珍しいヒメツバメエダシャクの飛来もありました(会報へ報告予定).
おじさん会員を賑やかせたのがお土産用として喜ばれるミヤマクワガタの多数飛来でした.
ライトトラップ設備に直接とまることなく,付近にポタポタと時間の経過とともに落下してきました.
やや気温が下がり,22時をまわったところから早めの撤収をすることとなり,無事,閉会しました.(重中記)

今回の昆虫調査会で確認できた昆虫.
【蝶】  ナミアゲハ,ミヤマカラスアゲハ,モンシロチョウ,キタキチョウ,スジグロシロチョウ,モンキチョウ,ウラギンシジミ,ムラサキシジミ,アカシジミ,フジミドリシジミ,メスアカミドリシジミ,ベニシジミ,ルリシジミ,ヤマトシジミ,テングチョウ,サカハチチョウ,ヒドドシチョウ,ウラギンヒョウモン,ツマグロヒョウモン,ヒメウラナミジャノメ,ヒメキマダラヒカゲ,コチャバネセセリ,オオチャバネセセリなど.
【蛾類】 クロコマイコガ・アカイラガ・クロシタアオイラガ・キスジホソマダラ・アカトビハマキ・ニセコシワヒメハマキ・クロキマダラヒメハマキ・キカギヒメハマキ・マルモンヤマメイガ・スジボソヤマメイガ・カギバノメイガ・コガタシロモンノメイガ・シロヒトモンノメイガ・ウスオビカギバ・ギンモントガリバ・カバイロフタオ・キシタエダシャク・コガタツバメエダシャク・ヒメツバメエダシャク・クロスジアオシャク・ケブカチビナミシャク・マダラアオナミシャク・マツカレハ・オオミズアオ・ハネナガブドウスズメ・ホシホウジャク・キシャチホコ・ ナカスジシャチホコ・コトビモンシャチホコ・ハイイロシャチホコ・キドクガ・クビワウスグロホソバ・キマエクロホソバ・カクモンヒトリ・ナンキンキノカワガ・マエキトガリアツバ・シロテンツマキリアツバ・キイロアツバ・ジョナスキシタバ・ムクゲコノハ・シロフコヤガ・シロフクロケンモン・ヒメトラガ・コマエアカシロヨトウなど.
【その他】 ミヤマカワトンボ,コオニヤンマ,ミヤマクワガタなど
スナップ写真    

参加者

打ち合わせ
 
情報交換

夜間調査中
昼の部

ミヤマカラスアゲハ

アゲハ

モンシロチョウ 

キタキチョウ 

モンキチョウ 
 
スジグロシロチョウ

フジミドリシジミ

アカシジミ

ウラギンシジミ

ムラサキシジミ

ルリシジミ

ベニシジミ

サカハチチョウ

ヒオドシチョウ

テングチョウ

ヒメキマダラヒカゲ

オオチャバネセセリ

コチャバネセセリ

ヒメキマダラセセリ

ヒグラシ羽化

ミヤマカワトンボ

コオニヤンマ

ヤマトシリアゲ

ヒメギス

イカリモンガ

ササユリ
夜の部

クロマイコモドキ

キスジホソマダラ

ニセコシワヒメハマキ

クロキマダラヒメハマキ 山口県初記録

キカギヒメハマキ

スジボソヤマメイガ 山口県初記録

ウスオビカギバ

ヒメツバメエダシャク(上)コガタツバメエダシャク(下)

マダラアオナミシャク

フトオビホソバスズメ

エゾギンモンシャチホコ

キシャチホコ
 
コトビモンシャチホコ

 ナンキンキノカワガ

 ジョナスキシタバ

 シロフクロケンモン

 ヒメトラガ

 コマエアカシロヨトウ