ホシミスジ保全活動報告
日時: |
2023年6月5日9:00〜13:00 |
場所: |
岩国市錦町平瀬 |
実施者: |
山口むしの会保全委員:後藤和夫,稲田博夫,管哲郎 |
概要: |
錦川の平瀬地域に棲息するホシミスジの保全作業を保全員で実施しました.
先にユキヤナギを植栽した代替地で,約2時間で周辺部の草刈とユキヤナギの剪定を行いました.
曇り空でやや蒸し暑く30分もすると汗ばんできましたが,気持ちの良い日でした.
2007年に植栽した(ちょうしゅう便り12掲載,本HP2007/2/掲載)ユキヤナギも大きく育ち,周りの植物と共に森のようになっていましたが,剪定により見違えるように整えられました.
この日のホットな情報として代替地で羽化直後のホシミスジが観察できたことです.
代替地にホシミスジを定着させる取り組みは3年前から本格化させていましたが,この代替地が本種の発生地になることが大いに期待でき,地道な保全活動でユキヤナキを維持管理させてきたことが,結果として表れてきたことが証明されたことになります.
11時過ぎにダム湖の下流部にある須万地の生息地に向かいました.
曇り空で蝶類の活動には適さない日でしたが,やや薄日が差してくると,予想した通りホシミスジが飛び出しました.
新鮮個体で発生の初期のようで約30分間で2♂を確保でき,ユキヤナギを植栽した保全地に戻り、確保したホシミスジを放しました.
しばらくユキヤナギに止まっており,撮影と観察も行い,この日の所期の目的を達成することができました.
平瀬ダムは,2022年の10月に完成予定で,現在水張試験中ですが(下記写真参照),今後の代替地の保全作業は関係者の自主的な活動に切り替えて,維持管理することで今後の経過を見守りたいと考えています.
ご協力いただいた保全委員ほか関係者の方々に厚くお礼申しあげます,(後藤記)
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スナップ写真
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保全地作業前 |
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作業後 |
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作業中 |
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保全地で発生したホシミスジ |
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須万地から移したホシミスジ |
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水没前の発生地(木谷原猿飛) |
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水張中(左写真の上の橋から撮影) |
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ダム完成予想図(○が上写真部) |
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須万地の発生地 |
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